隊長のエマージング市場に対する考察

隊長の何がすごいって、洞察力がすごい。
昔、
エマージング市場」
とかいって、新興市場というか、ようするに発展途上国に対する投資が流行った。
はやった理由は、
後進国といえども、資本をどんどん、どんどん、投入すれば、じきにアメリカみたいな国になるでしょ?」
という、わかったような、わからんような理屈だった。
隊長は、この論理がおかしいと直感的に感じていて、
「ある国が発展するには、人間の考え方なんかが少しずつ変わったりしながら長い時間をかけて行われるのであって、資金をある国に急激に投入して、少し成長したからといってまた急激に回収したりすれば、道路や発電所など相手国のインフラごと根こそぎ持ってこないと回収できないことになる。つまり、100万投資して70万しか回収できないとか、そういう結果になる。」
と20才くらいで既に見抜いていた。そんで、みんなに、そういうふうにいった。しかし、
隊長はただの学卒で大学院とかでてないから
「学卒は氏ねよバーカ」
とか言われて、まともに相手をしてもらえなかった。
で、結局隊長の考え方が正しかったのはチャートを見るとおり。